「新たな時代に PDCA みんなで築こう ゼロ災職場」
平成31年度(2019年度)の安全週間のスローガンです。
本週間は7月1日~7日、準備期間は6月中、第92回目を迎えます。
新たな時代とは何を指しているのか?推察するに、新元号に変わり平成が終わったこと・・
はたまた「働き方改革」が始まっていること・・・等々かもしれません。
しかし、スローガンは昔から云われている、「PDCA」は安全衛生マネジメントシステム・リスクアセスメントから、「みんなで築こう」や「ゼロ災職場」も長年言われ続けたフレーズ。
ということはスローガン的には新しい要素はありません。これらのフレーズは基本・基礎となる安全用語。時代が変わろうと、経営者・労働者そしてすべての関係者が、日々実践をしていかなければならない精神。
本年の趣旨を読むと、①死亡災害は減少しているが、休業災害は減少していない。②陸上貨物運送業・第三次産業で増加傾向にある。③転倒や、熱中症が増加している。
という現状分析に加え、今後は、外国人労働者の本格的な増加や高齢化の雇用社会環境の相当な変化が見込まれている状況から、今までとは異なる安全対策が求めれることになるのではとの、未来予測を感じます。
事業者や労働者が取り組むことは例年と同様です。まずは、経営トップの率先性が求められます。「安全第一」を取り組んだのは、今から100年も前のUSスチールの社長エルバート・ヘンリー・ゲーリー。日本でも沢山のゲーリーが出てほしいものです。
トップがその意識があっても具体化していくのは、その次のポジションの方、ある意味がその層が要諦ではと思っています。
労働者の安全確保は、経営者・管理者の第一の使命。今年もよろしくお願いいたします。
(注:安全週間の実施要綱は、本HPトピックスの4月23日付け行政ニュースに掲載してあります。)